REPRESENTATIVE

代表・支援方針

代表 貝井 英則

公認会計士・税理士

小規模会社のPMIは、大企業の制度を小さくして持ち込む仕事ではありません。

買収した会社で数字や業務がどのように作られているのかを確認し、買い手が会社の状況を把握し、判断できる仕組みを一つずつ作る仕事です。

私が小規模PMIに取り組むようになった原点は、株式会社レノバに在籍していたときに担当した、ある小規模会社のPMIにあります。

相談者の話を聞く代表の貝井英則

買収して初めて見えた現実

レノバ在籍時、売上高約8億円の小規模会社をM&Aで買収し、その後のPMIを担当しました。

それまで私は、監査法人で会計監査に携わり、大企業では海外子会社の管理を経験していました。会社には経営計画があり、毎月決算を締め、資金繰りを確認し、数字をもとに経営を管理する。それが当たり前だと思っていました。

しかし、実際に買収した会社はまったく違いました。

01経営計画

経営計画がなく、目標と実績を比較できない

02月次決算

毎月の数字を締められず、最近の損益が分からない

03資金繰り

1か月先の入出金や預金残高を見通せない

04管理資料

Excelを使った管理資料を作ることも難しい

買収した会社で何が起きているのか、買い手が継続して確認できる資料も仕組みもありませんでした。これは従業員の能力だけの問題ではなく、数字を集め、確認し、報告する役割そのものが決まっていなかったためです。

大企業では当然だと思っていた管理の仕組みが、小規模会社には存在しないことがある。その現実を前に、私は途方に暮れました。

一つずつ、現場で続けられる形に変えました

上場を目指す親会社として管理体制を整える必要がありましたが、大企業の制度をそのまま導入しても現場では運用できません。人員も経験も、使える資料も違うからです。

売上、費用、入金、支払、給与、税金、借入金が、誰のどの業務から生じるのかを確認するところから始めました。

1

情報の流れを確認する

数字のもとになる資料、担当者、作成時期を洗い出す

2

月次の数字を作る

売上、費用、債権債務、預金残高を月ごとに整理する

3

変化の理由を確認する

計画や前月と比較し、差が生じた原因を確認する

4

翌月も続く形にする

対応、担当者、確認日を決め、同じ流れを繰り返す

経営計画、月次決算、資金繰り、業務手順を一つずつ整理し、限られた人員でも続けられる形へ変えていきました。管理体制を一から作る仕事は、想像していた以上に泥臭く、相当な手間がかかりました。

それでも、この流れを繰り返すうちに会社の状況が見えるようになり、経営は安定し、収益も増加基調となっていく過程を経験しました。

この経験から、管理とは資料を増やすことではなく、会社の変化に気づき、必要な対応を続ける仕組みなのだと実感しました。

この経験が、現在の支援の原点です

小規模会社では、経験のある管理部長を新たに採用することが難しい場合があります。そこで、外部から管理部長の役割を補い、経営者が本業に取り組める状態を作る。この考えから、独立後に「みんなの管理部長」を立ち上げました。

現在の小規模PMI支援も、その延長にあります。買い手と買収先の間に入り、会社の状況を整理し、必要な管理を実際に動かし、最終的には自分たちで続けられる状態へ引き継ぎます。

整えすぎず、放置もしない

01

危険から確認する

事業や資金を止める可能性がある問題を優先します。

02

判断できる情報を揃える

買い手が会社の変化に気づき、対応を決められる状態にします。

03

現場で続く形にする

買収した会社の人員と業務に合わせ、継続して運用できる方法を選びます。

会計だけでなく、会社全体を見ます

買収後の問題は、財務や会計だけでは完結しません。人事・労務、契約、IT、財務DDで見つかった問題を横断して確認します。

財務・経理

月次決算、資金繰り、債権債務、買い手への報告

人事・労務

給与、勤怠、社会保険、従業員情報の引継ぎ

契約・期限

主要契約、許認可、更新期限、承認権限

IT・情報管理

システム、アカウント、パスワード、データ保管

財務DDからの引継ぎ

買収前に判明した問題と、買収後に行う対応

個別の専門判断や作業が必要な場合は、弁護士、社会保険労務士、システム事業者などと連携します。私の役割は、会社全体の状況と優先順位を整理し、誰が、何に、いつまでに対応するのかを明らかにすることです。

複数の立場から、M&Aと会社の管理に関わってきました

PwCあらた有限責任監査法人

上場企業などの会計監査やアドバイザリー業務に携わりました。財務情報の根拠を確認し、会社の説明と資料が一致しているか、どこに誤りや管理上の危険があるかを検証する経験を積みました。

シャープ株式会社

海外子会社管理に携わるとともに、事業会社が買収される側の実務を経験しました。離れた場所にある子会社から必要な情報を集め、問題を把握し、親会社として管理する仕組みに関わりました。

株式会社レノバ

上場準備、経営管理、M&AおよびPMIに携わりました。会社を買う側としての検討から、買収後の管理体制を実際に作るところまで経験しました。

独立後

小規模企業の会計、税務、経営管理を支援するとともに、企業価値算定、財務DD、PPA、M&A支援、PMIに取り組んでいます。M&A仲介会社の取締役として、専門家としてだけでなく、経営する立場からM&Aに関わった経験もあります。

監査する側、買われる側、買う側、経営する側。それぞれの立場で見てきたことを、買収後の問題整理と買い手の判断支援に生かします。

代表概要

貝井 英則

シェル総合会計事務所 代表

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主な資格

  • 公認会計士
  • 税理士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • 証券アナリスト
  • システム監査技術者

主な経歴

  • 京都大学総合人間学部卒業
  • PwCあらた有限責任監査法人にて会計監査等に従事
  • シャープ株式会社にて海外子会社管理等に従事
  • 株式会社レノバにて上場準備、経営管理、M&A、PMIに従事
  • M&A仲介会社の取締役を歴任
  • シェル総合会計事務所を開設
  • 東京都立大学大学院経営学研究科修了、経営学修士(MBA)

現在の管理状況を確認し、必要な改善と実行の順番を整理します。

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